先日、注文していないはずの 【楽天市場】注文内容ご確認(自動配信メール) が私のメールボックスの届きました。
「うわぁ!パスワードを盗まれて、勝手に注文されちゃったんだ!」とプチパニックになり、そのメール内のURLをクリックしようとした時に「あれ?でもこのメールそのものが不審メールってこともあったりする?」と気がついたのです!
危うくまんまと騙されるところでしたー!
これまでも 【速報情報】カード利用お知らせメール という名前で購入した覚えのないお知らせメールが届いたり、Androidなので利用したことがないApple IDのセキュリティーをチェックするように促す不審メールが来たことがありました。
でも今回の不審メールは、違和感が全然なくて気づくのが遅れました・・・。
以下に、私が不審メールかも?と疑ってから行ったチェック方法をまとめましたので参考にしてください。
私がこの不審メールが本当に楽天市場から来たものか?を調べた方法
1.メール内のURL(リンク)にマウスポインターを当てた
※マウスポインターを当てる=マウスポインターをその上に乗せるだけであってクリックしてはダメですのでご注意を!
メールの本文に お問い合わせはこちら というようなリンクやURLが書いてある箇所がいくつもあります。
そこにマウスポインターを乗せてみると、パソコン画面の左下の方にその部分に実際仕込まれているURLを見ることが出来ます。
これが楽天市場とは無関係ないURLだと怪しいと考えられます。
2.記載されている電話番号をググッてみる
メールの本文に記載されている電話番号をネットで検索してみると、迷惑電話の一覧サイトに掲載されているかもしれません。
私の不審メールに掲載されていた電話番号は迷惑電話or詐欺電話だというコメントはありませんでしたが、購入したとされるショップの電話番号(楽天市場でショップ名を入力して検索して確認した)とは局番が違っていました。
局番が違うということは地域が違うということですから怪しいと考えてよいわけです。
楽天市場の自分の購入履歴をチェックしてみた
これを最初にやれば気づくのが早かったのかもしれませんが、私はこの段階になって購入履歴の存在を思い出しました。
購入履歴を開いてみたところ、実際に購入した商品は2018年3月30日が最後。
不審メールの購入日時は、4月18日の夜になっています。
楽天市場で商品を購入すると、購入後10分くらいで購入履歴リストにあがってきますから「ああ、やっぱりこれは不審メールなんだな」と確信したわけです。
楽天市場のお問い合わせページをチェックしてみた
これが不審メールということがハッキリしたので、楽天の方で何か掲載されていないか?を確認することにしました。
しかしこのお問い合わせの場所がわかりにくい!
楽天市場のトップページをかなり下(文末に近い)までスクロール。
楽天市場ガイド という枠が出てきます。
この中にある 総合案内所 をクリック
さらに お問い合わせ をクリック
さらに ヘルプ・お問い合わせ をクリック
すると 重要なお知らせ の一覧が出てきます
この中に、今回わたしのところへ来た不審メールと同じタイプの内容のものがありました。
やっぱり不審メールだったことがわかりホッ。
不審メールの本文中にあるURL(リンク)をクリックしてしまった場合の対処法は?
上記の楽天市場のページには、下記のように対応するように書いてありました。
万が一、不審なメールに記載されているURLをクリックしてしまったら、速やかに下記の対応を行って下さい。
・ただちに無線LANをOFF(スイッチor設定)にする/LANケーブルを抜く
・セキュリティソフトウェアでPC内を検査し結果を確認する
・お使いのPCにインストールしているウィルス対策セキュリティソフトウェアの会社にご相談する
・お住まいの地域の警察のサイバー犯罪相談窓口に相談する
不審メールに書いてあるURLをクリックするとどうなるかはいろいろなパターンがあります。
- 楽天市場のニセログイン画面に誘導してIDとパスワードを抜き取り
- ファイルをダウンロードさせ、そのファイルを実行したらフィッシングプログラムが起動
- 不正プログラムが仕組まれたページに移動してウイルス感染
などなど…。
ちなみに 3 はウチの夫のPCが数年前にやられたパターン。
表示される広告に不正プログラムが仕組まれていたので、ページを開いただけで感染してしまいました。
どうなったか?というと
【ウィルスに感染しました】という小さい画面が出て、【解決したいならこの口座に●●ドルを振り込むように】というメッセージが出てきました。
そしてこのメッセージ画面が出たまま、パソコンは先に進めないのです。(もちろん前の状態にも戻せない)
家で使うネット閲覧用サブパソコンで大したデータも入っていなかったため、再インストールして事なきを得ましたが、メインパソコンでこうなってしまったら保存しておきたいデータもあるし大変だったろうなぁと思います。
話はちょっとそれますが、保存しておきたいデータは外付けハードディスクかオンラインストレージでバックアップを取っておいたほうが良いということですよね。
まとめ
これまでも
- 楽天カードを利用した際の速報メール
- 銀行を装った認証サービスの案内
- あなたのApple IDのセキュリティ質問を再設定してください。という件名のメール
- Amazonからアカウント確認のメール
などなどいろいろな不審メールが送られてきました。
でもそれらは送られてきた時点で「ん?」と不審に思う部分があるものだったのです。
ところが今回の 【楽天市場】注文内容ご確認(自動配信メール) は本物と違和感がないものでした。
ただ本物ならばメールの文頭に注文者である自分の名前が書いてあるとのこと。
なるほど!過去の本物メールをチェックしてみたらそうなっていました!
不審メールの場合は、詳細欄にあるはずの注文者らんもありません。
これから先、この類の不審メールはもっと巧妙になっていくと思われますので身に覚えがないメールが来た場合は、本文中のURLをクリックしないように注意してくださいね。
メール本文に記載されているURLはクリックせず、
必ずブラウザ(Internet ExplorerやGoogle Chromeなど)から目的のサイトにはアクセスするように普段から癖をつけておくと、詐欺まがいのURLをクリックしてしまうことがなくなるはずですので、日頃から心がけてみてくださいね。
しかし楽天市場も、トップページで 不審なメールに注意! というアナウンスをしてほしいものです…。
何回もクリックしないとたどり着かないページに説明が書いてあっても気が付かない人だっていると思うのですが…。やはりトップページにそういうものがあると印象が悪くなるから嫌なのですかね~。何だかなぁ…。
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