妊娠の後期になったら横向き寝が良いと言われています。でも横向きで寝ても気が付くと仰向けに寝ていたり、その時期になっても仰向け寝のほうが楽という方もたまにいます。
はたして妊娠後期で仰向け寝をしても大丈夫なのでしょうか？そしてうつぶせ寝は？産婦人科の医師に聞いてみました！
妊娠の後期になっても仰向け寝をして大丈夫？
妊娠後期の仰向け寝は基本的にはすすめません。
理由は、理由は、大きくなった子宮が腹部の大きな血管＝下大静脈を圧迫して心臓へ戻る血流が減少してしまうため。
このことによって血圧が下がり、場合によっては気絶してしまうこともあるんです。
これは血液が酸素不足になってしまっている状況なので、必然的にお腹の中の赤ちゃんへの酸素供給も少なくなってしまいます。
つまり短時間であれば問題はないけれど、長時間になると上記のようなことが起こることがあるので、妊娠後期は横向き寝を勧めることが多いわけです。
ただそんなに心配しなくても、後期になるとお腹がかなり大きくなってきて、たとえ寝返りで仰向け寝になってしまったとしても苦しくて気が付きことが多いので長時間の仰向け寝をすること自体がそんなにないと思います。
じゃあ妊娠中のうつぶせ寝は大丈夫？
これもまたお腹が大きくなってくる妊娠後期には、苦しくてとりたくてもとれない体勢です。逆にまだこの姿勢ができる時期までだったら問題ないというのが産婦人科医の見解です。
特に流産・早産が増える、胎児の発育が悪くなるというデータもないとのこと。
ただ切迫流産・切迫早産の状態の場合は、うつぶせ寝はやめてほしいということです。
またうつぶせ寝によって胸を刺激して、それが流産・早産につながるということも心配しなくて大丈夫です。
ちなみに胸の刺激で流産するかもしれないという話は、性交時に胸を刺激するというようなことを指します。
まとめ
このように仰向け寝もうつぶせ寝も、その姿勢をとって良いか悪いか？というよりは、お腹が大きくなってくるのでやりたくてもできなくなると言ったほうが良いです。
私自身も妊娠後期は、寝返りで仰向け寝になると苦しくて目覚め、横向になって寝るというかんじでした。
ただ基本的には横向き寝が推奨されているので、心配であれば出来るだけ横向き寝をすると安心です。
横向き寝については下記のページで詳しく紹介しているので、参考にしてくださいね。
↓↓↓
妊娠している時に横向き寝すると赤ちゃんに悪影響ってあるの？
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