飛鳥未来高等学校のメリット・デメリットは?大学の指定校推薦はある?

高校受験
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通信制高校である飛鳥未来高等学校ってどんなデメリットがあるだろう?と不安を持つ方も多いと思います。

まだら不登校だった我が家の娘が飛鳥未来高等学校を受験するにあたって、説明会やみらいの教室へ参加したり、既卒者のお子さんがいる知人に話を聞いてみたりしました。

その結果、わかったこと・考えたことからのメリット・デメリットについてお話します。

※飛鳥未来高等学校には飛鳥未来きずな高等学校も含みます

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飛鳥未来高等学校のデメリットとは?

まずはデメリットを挙げてみます。

  • 修学旅行がない
  • 友達ができづらい
  • ICT端末の購入が必須
  • アプリで24時間365日・様子確認可
  • レポートだけでは学力がつきづらい
  • 大学の指定校推薦枠がほとんどない

修学旅行がない

ネット検索すると、以前はあったようですが新型コロナウイルス流行の影響もあるのか、近年は実施されていないようです。

個人的には、泊まり行事は負担に思う人も多いのでなくて良いと思っています。(私自身が学校行事、特に宿泊を伴うものは苦手だったので)

また飛鳥未来高等学校では、バーベキュー・体育祭・芸術鑑賞会・遠足・美術館見学・文化祭など、たくさんの行事があって自由参加できます。

数の多少は校舎によりますが、部活動もあり「自分のやってみたい部活動がなかったら、有志を集めて作ってもよいですね!」と説明会で先生が仰っていました。

友達ができづらい

飛鳥未来高等学校には、月1登校のベーシックスタイル、週1登校のスタンダードスタイル、週3登校の3DAYスタイル、週5登校の5DAYスタイル、などのコースがあります。

2024年からネットスタイルも新設されます

これらのどのコースを選ぶかによって、友達のできやすさというのは違ってくるでしょう。

ただ部活動に入ったり、行事に参加することで、友達のできる機会を増やすことが出来ます。

またオープンキャンパス等のお手伝いをする在校生スタッフ(オレンジキャスト)になれば、さらに友達づくりの機会が増えます。

学校説明会に行った際、子供たちがみらいの教室に参加している間に「ふだんから子供たちの様子を先生方で共有して、なにかある時のグループ分けなども気をつけています」と保護者へ話がありました

ICT端末の購入が必須

ICTとは【Information and Communication Technology】の略称。

つまりICT端末とは、コミュニケーションの取れるデジタル端末=パソコンやタブレット端末のことです。

飛鳥未来高等学校ではオンラインでレポート学習ができたり、履修科目の管理や学校からのお知らせが届きます。

そのためICT端末は、必ず必要なのです。

既に手元にある場合が必要スペックを満たしている場合は、その端末の使用も可能。

ちなみに学校の推奨端末はChromebookで、50,000円弱の機種です。

WindowsPC・iPadでも推奨スペックを満たしていればOK

またベーシックスタイル・スタンダードスタイルでは、スマートフォンの使用も可ですが、文部科学省の推奨端末ではないため、できる限り推奨スペックの端末を用意してほしいとのこと。

余談ですが、個人的には、高校生のうちからパソコンに慣れておくことはとても良いことだと思います。

就職して会社勤めするならパソコンがある程度使えることは必須です。

大学進学するならレポート提出はWEBからがメジャーで、大学からも入学時にノートパソコンの所持を求められます。

またパソコンが出来ることで、就職先・アルバイト先の選択肢も広がります。

高校時代からパソコンに慣れ、さらにMOS資格(ExcelやWordが使える証明に便利)も取得しておくとベター。

通信制高校は時間の融通が効くので、アルバイトしながら資格試験の勉強もしやすいでしょう。

レポートだけでは学力がつきづらい

実は上の子の高校在学中に、学校をやめたいと言い出したため通信制高校をいくつか見学して回ったことがあります。

その際に、単位を取るためのレポートを各校で見せてもらったのですが、内容的に全日制高校普通科のものよりかなりわかりやすい内容でした。

中学校時代に学校へ通えなかった子も入学し、確実に単位を取得するため、そのようになっているのだと思います。

個人的な話になりますが、全日制普通科に通った自分(もう30年以上前ですが)のことを考えると、はっきり言って高校時代の学習内容はほとんど覚えていない状態です。

全日制普通科であっても、大学受験をするなら外部の塾へ通ったり、自分で対策を立てて勉強するのが普通ですので、学習内容の多少・深度についてはあまり気にしなくて良いのでは?と思っています。

大学の指定校推薦枠がほとんどない

これは事実です。

ただ飛鳥未来高等学校にも指定校推薦枠はわずかながらあるとのこと。

とはいえ日本全国にある飛鳥未来高等学校の指定校推薦枠なので、その枠に入るのはかなり難しいといえるでしょう。

ただまだ数は少なく、これから指定校推薦枠を増やしていきたいと思っていますと、学校見学へ行った際に担当してくれた先生が仰っていたので、徐々に増えていくかもしれません。

また飛鳥未来高等学校のいくつかの校舎に見学に行ったのですが、早稲田大学・慶應義塾大学に合格した人をお祝いする掲示がありました。

そちらの校舎では、通学日数が少ないベーシックコースに入学する人がいちばん多く、自主的に大学受験勉強をして合格する人が多いとのこと。

別の校舎では、スタンダードコースの入学者がいちばん多く、大学進学を目指すための進学コースをオプションにつける人や、外部の予備校に通っている人もいるとのこと。

このように基本的には、指定校推薦ではない形で大学受験をする人が多いようです。

オープンキャンパスに参加した際、在校生のスタッフさんで「外部の塾に通いながら大学受験を目指しています」と話している人がいました。

東京都の私立高等学校等授業料軽減助成金の対象校外

国の就学支援金制度とは別に、自治体の多くが私立高等学校の授業料軽減助成金(名称は自治体によって異なる場合あり)制度を設けています。

世帯の収入状況により支給対象にならない場合があります。

東京都在住の場合、通信制高校は都が認可した通信制高校でなければなりませんが、ここに飛鳥未来高等学校は含まれていません。

 

都が認可している通信制高校は、2023年2月現在で下記の8校となります。

NHK学園高等学校、大原学園高等学校、科学技術学園高等学校、北豊島高等学校、
聖パウロ学園高等学校、東海大学付属望星高等学校、目黒日本大学高等学校、立志舎高等学校

我が子も検討したのですが、施設・設備は都の認可基準をクリアしているので立派なものの、飛鳥未来高等学校ほどの自由度がないこと・自宅からの通学時間がかかることで検討対象から除外。

東京都以外ではどうなっているのだろう?と検索してみたところ、私立の通信制高校は私立高等学校等授業料軽減助成金の対象にならない県もありました。

各自治体によって、対象となる私立高等学校や収入の要件が違っていますので、この制度を利用したい場合はきちんとリサーチしてから進学先を選ぶことが重要です。

飛鳥未来高等学校のメリットとは?

では次に飛鳥未来高等学校のメリットについてお話します。

  • 通学コースを選べる
  • オプションコースがある
  • 単位になるキャリア教育科目
  • サポート校不要で学費が安め
  • 教師全員が教員免許を持っている
  • 時間割を自分で組むことが出来る
  • 学生サポートシステムが整っている
  • 姉妹校の専門学校へ優先的に進学可
  • 姉妹校の専門学校・大学進学時に特典
  • 教育で30年以上の歴史がある三幸学園が運営

通学コースを選べる

飛鳥未来高等学校には、キャンパスによって若干の違いはあるものの、通学スタイルを選べるコースがたくさんあります。

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ベーシックスタイルは、月1回のホームルームで、行事への参加は自由。

スタンダードスタイルは、週1回のホームルームで、指定行事は参加必須・それ以外は参加自由。

3DAY・5DAYスタイルは、朝9:45登校でクラス授業を行ってレポート提出。

2024年からは、必要最低限の通学でOKのネットスタイルが、全キャンパスではないものの開講されます。

これらから自分に合った通学スタイルを選べるのです。

オプションコースがある

キャンパスによって開講コースは違いますが、様々なオプションコースがあるのも飛鳥未来高等学校の特徴。

姉妹校の専門学校と提携した長期のメイクライセンスコースや大学進学を目指すための進学コース。

数ヶ月の短期で学べるものには、ネイルコースや保育コース、クッキングお菓子コース、ITプログラミングコースなどさまざま。

また提携姉妹校とのダブルスクールで、美容師免許を取得するコースもあります。

単位になるキャリア教育科目

キャリア教育科目は、提携姉妹校の先生が教えてくれる授業。

選択科目と同様に、高校卒業必要単位として認められます。

キャンパスによって開講科目は違いますが、医療事務・福祉・健康スポーツ・スイーツ・こども・美容・栄養調理・アグリカルチャーなど、さまざまなキャリア教育科目が用意されているんです。

専門の先生から教えてもらっていろいろな経験ができるうえ、卒業単位として認められる魅力的なシステムですよね。

サポート校不要で学費が安め

飛鳥未来高等学校は、学校教育法で定められた高等学校です。

そのため各キャンパスだけで、レポート学習・スクーリングを受けられます。

つまり1校で済むので、1校分の学費で済むのです。

え?どこの通信制高校もそういうものなんじゃないの?と思うかもしれません。

私も上の子の時に通信制高校を回った時は、息子の希望で「出来るだけ長い時間利用できる自習室があること」が条件だったため、制度のことはあまり考えていませんでした。

私立の通信制高校は、サポート校と本校があるのが普通だと思っていたのです。

でも実は、サポート校と本校がある場合、その両方に学費がかかるため年間100万円ほどはかかります。

スクーリングを受ける本校が遠方なら、そこへ行くための交通費・宿泊費も別途必要です。

飛鳥未来高等学校では、スクーリングのために別の場所にある本校へ通う必要がありません。

そのため学費の設定が、サポート校のある通信制高校よりも安く済むのです。

教師全員が教員免許を持っている

繰り返しになりますが、飛鳥未来高等学校は、学校教育法で定められた高等学校です。

そのため教師全員が教員免許を持っています。

教員免許がないと良くない先生というわけではありませんが、教員免許を持っているということはその資格をとるための勉強を大学で履修してきているということになります。

つまり教育について体系的に勉強をして、教育実習も履修し、教員免許を取得しているということ。

一見わかりにくいですが、これも飛鳥未来高等学校とサポート校が違う点です。

時間割を自分で組むことが出来る

全日制高校では、授業時間割は多少の選択かもがあるとはいえ、学校に決められています。

でも飛鳥未来高等学校では、ベーシックスタイル・スタンダードスタイルなら、開講している授業コマの中から自分で選んでいくことが出来ます。

3DAYと5DAYはクラス単位の授業なので時間割が決まっています

朝が苦手なら、午後の授業を中心に時間割を組んでいくことも可能です。

 

また1時間目は朝10:00からとなっているため、全日制高校の1時間目よりはかなり遅めに始まるのもポイント高し!

ただオープンキャンパスで話してくれた在校生の3DAYスタイルの方で「時間割を自分で組むのが面倒だったので3DAYを選んだ」と話してくれた方もいました。

人によって、時間割に関してもいろいろな好みがありますね。

学生サポートシステムが整っている

飛鳥未来高等学校で学生のメンタルサポートにあたる先生は、運営元の三幸学園グループ系列校・東京未来大学の心理学部が実施している『不登校対応カウンセリング基礎』『非行対応カウンセリング基礎』の研修を受講・資格取得しています。

ただ研修を受けて資格を取得するだけでなく、その後も定期的に同大学・同学部で研修を受けているとのこと。

ちょっとしたことも、いざという時も相談しやすい先生がいることは、生徒本人にとっても保護者にとっても安心感があります。

学校相談会へ参加した際も、オープンキャンパスを手伝ってくれている在校生に、先生が目を配っている様子が見ていてわかりましたし、学生側も先生を信頼している雰囲気が伝わってきました。

何より、オープンキャンパスを手伝いたいという有志在校生がいることが、飛鳥未来高等学校が良い高校で、楽しく学校生活を送れている証だと思います。

生徒が先生と話がしやすいように、職員室を開放的にしているというのも好感が持てます。

姉妹校の専門学校・大学・短大へ優先的に進学可

三幸学園は、全国に60以上の専門学校を運営するグループ。

その分野は、医療・保育系、スポーツ系、美容・ブライダル系、調理・製菓系、AI・IT系、と多種多様。

東京未来大学、小田原短期大学という大学も運営しています。

これらの専門学校・大学・短大に、有利に進学できる制度があります。

飛鳥未来高等学校在学中に、これらの専門学校の先生が教えてくれるキャリア教育科目があるので、自分の興味があることを高校生活の中で体験できるのも嬉しいポイントです。

東京未来大学は最寄り駅から近く、全国的に見てもあまり数の多くない心理学部があることで、近年人気が出てきている大学の一つです。

姉妹校の専門学校・大学進学時に特典

姉妹校の専門学校・大学進学時、選考料や授業料が免除になる制度もあります。

姉妹校の専門学校に進学した場合は、選考料2万円と授業料10万円=合計12万円が免除!

東京未来大学・小田原短期大学に進学した場合は、入学検定料や入学金の一部が免除になる制度があります。

新入学の際は、教材などいろいろと必要なものが多いため、この免除制度は保護者にとってとてもありがたいものだと思います。

教育で30年以上の歴史がある三幸学園が運営

飛鳥未来高等学校を運営しているのは、30年以上にわたって各種学校を運営している三幸学園グループ。

飛鳥未来高校と、系列の飛鳥未来きずな高校だけでも、合わせるとなんと日本全国に28校。

三幸学園グループは、官公庁の委託事業も行っている学校法人なので、このことからも経営が安定していることが伺えます。

小さい学校だと、内容が良くても経営がうまくいかずに突然閉鎖ということもありえるので、大手の三幸学園グループならではの安心感を持つことが出来ます。

まとめ

以上、飛鳥未来高等学校のメリット・デメリットについて、私個人の感想・考えも含めて述べてきました。

知り合いに飛鳥未来高等学校既卒者のお子さんを持つ方がおり、その方から「いろいろと気にかけてくれる学校で、中学校時代は不登校だったうちの子でも、何とか週1は登校できて高校卒業ができたの」と聞いていました。

そのため飛鳥未来高等学校に対する私の印象はもともと良かったのですが、オープンキャンパスや学校説明会へ参加することでますます良くなりました。

娘自身も飛鳥未来高等学校の雰囲気と通学スタイルが選べることを気に入り、3つの飛鳥未来高等学校系列校を見学。その中の一校を受験しました。

他の通信制高校の資料もいろいろと取り寄せて検討しましたが、見学等には行きませんでした

飛鳥未来高等学校でも、それぞれで開講スタイルやオプションコースが違いますし、各キャンパスで雰囲気や男女比、いちばん人数の多いスタイルも違います。

ですので入試相談会・オープンキャンパス・個別相談を利用して、興味のあるキャンパスを実際に見てみることがおすすめです。

学校の雰囲気だけでなく、通学時の最寄り駅からの行き方や、周辺環境などもチェックするとよいでしょう。

お子さん本人が行ってみたいと思う高校が見つかることを祈っています。

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