突然に足がつる=こむら返りの痛みって本当に激痛ですよね…。しかも激痛が治まってもなかなか痛みが取れない時がありませんか?
実母が先日ひさしぶりにこむら返りを起こして「痛みがなかなか引かないんだけど何かよい対処法はない?」と尋ねてきたので、どうしたら良いものか調べてみました。
またその際、そもそも足におこるこむら返りの原因ってどんなことがあるのだろう?と調べてみたところイロイロなことが判明!こむら返りの予防対策も含めてお話します。
足のこむら返りの痛みが取れない場合の治し方は?
こむら返りで激痛が起きている時の対処法としてよく言われているものに、
- 足の親指を引っ張る
- つま先を体の方に曲げる
という対処法があります。
でも実際には、激痛が起きている最中にそんなことが出来る余裕はなかなかないですよね(笑)
私もうめきながら激痛が治まるのを待つしか出来ない一人です。
ただ激痛が治まれば何事もなかったようになるなら良いのですが、ひどいこむら返りだと痛みが残ってしまいますよね?
このような時は基本的に温めるのが良いです。
- お風呂で湯船に温まる
- レッグウォーマーをする
- 就寝時にあんかをふくらはぎに当てて温める
- 温湿布をする
またゆっくりとストレッチをするのも良いです。
自分でマッサージをする方法もありますが、痛みが残っている部分はさするくらいにしておかないと刺激でこむら返りがまた起こってしまいかねませんので注意しましょう。
足に起こるこむら返りの原因ってそもそも何?
こむら返りの原因になるものは実はいろいろあります。
1.運動のしすぎ
こむら返りの原因は筋肉の使いすぎということもあります。
特に日頃は運動不足の人がいきなり運動をした場合は、そのあとにこむら返りを起こすことが多いです。
実母もこのパターンで「今日はお天気も良いし歩こう!」といきなりたくさん歩いたところ、こむら返りになってしまって数日間ふくらはぎの痛みがとれませんでした・・・。
また普段から運動をしている人でも、長時間の運動やいきなり激しい運動をした場合はこむら返りを起こすことがあります。
2.水分不足
水分補給の量が少なく、体内のミネラルバランスが狂うこともこむら返りを起こす原因になります。
ただし水分といってもカフェインを含んでいる飲料は利尿作用があるため、かえって体内の水分を排出してしまって脱水してしまう可能性があります。
スポーツドリンクならいろいろな成分が入っているので水分補給に適していますが、ミネラルウォーター等の場合は塩分も摂取しないとミネラルバランスが狂ってしまうので注意が必要です。
3.肝臓や腎臓の持病がある
軽度の肝臓障害や腎臓障害がこむら返りの原因になることはありませんが、肝硬変や人工透析を受けている場合はこむら返りが起こりやすいと言われています。
4.糖尿病の持病がある
糖尿病の症状が進むと糖尿病性神経障害からこむら返りを起こす可能性があります。
ただこの糖尿病性神経障害になるのは、糖尿病になってからすぐということはないので軽度の場合に出るこむら返りは、ミネラルバランスが狂っていることや水分不足が原因となることが多いです。
5.腰痛がある
腰が悪いと血流が悪くなるため、そのことが遠因になってこむら返りが起こることがあります。
脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)や椎間板ヘルニアなどの持病がある患者さんに、こむら返りが多いです。
6.薬の副作用
降圧剤、バセドウ病の治療薬、ホルモン剤などもこむら返りを起こす原因になることがあります。
ただすべての薬がこむら返りの副作用の原因になるわけではありませんので、以前よりこむら返りの回数が増えたということであれば、まずは主治医に相談してみましょう。
7.体が冷えた
冷えたことで筋肉がこわばって、こむら返りを起こしてしまうことがあります。
プールに長時間入った、就寝中に布団から足が出てしまっていた、という時に起こりやすいです。
水泳中は適度に休憩を取る、就寝中は足がまくれ上がらないタイプのズボンをはくなどして冷やさないように気をつけましょう。
締め付けないレッグウォーマーをして寝るのもおすすめです。
まとめ
以上のようにこむら返りの原因になってしまうものは意外に多くあります。
持病で服薬しているものがある場合は、まず主治医に相談してみましょう。
それ以外の方は、ミネラルバランス(カリウムとマグネシウムのバランス)が悪くなっている場合が多いですので、野菜や果物を積極的に摂るように心がけることが必要です。
具体的には、果物ならバナナ・メロンなど、野菜ならほうれん草やきゅうり、さつまいもなどの芋類、その他には豆類にも多く含まれています。
また適度な運動をすることも血流を良くしてこむら返りの予防に有効です。
ウォーキングなど無理のない運動からはじめてみましょう。
こむら返りに効果のある漢方薬で芍薬甘草湯というものもありますが、心臓疾患のある人には禁忌の薬で、そのような持病がない場合でもむくみの副作用が出る人もいます。
特に持病のない人でこむら返りになることがしばしばあるという場合は、軽い運動をする・食事の内容に気をつける・体を冷やさないようにする、ということから気をつけてみましょう。
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