インフルエンザの治療中に悩まされるものの一つに食事があげられるのではないでしょうか。
なかには「インフルエンザに勝つためにこそ、しっかりと栄養のある食事をとらなくてはいけない」と考える人もいるかもしれませんが、そうとも限らないことを知っていますか?
インフルエンザの治療中の食事で大事なことは?
インフルエンザは、高熱がでることが特徴の一つといえます。
このため食欲が減退することも少なくありません。
また胃腸が弱まり、食べても吐いてしまう場合もあります。
これらのことを考えると、インフルエンザ治療中に最も大切なのは食事そのものではなく、水分補給にあるということができます。
まずは水分補給のためにスポーツドリンクなどを活用しましょう。
また野菜スープなどをとれるようであれば、こちらもおすすめです。
野菜スープの具材そのものが口にできなくても大丈夫。
スープに野菜のエキスが溶け出していて、具は食べられなくても塩分やミネラルの摂取を野菜スープから取ることが出来ます。
食欲がないのであれば、ジュースでも何でもよいので口にすることができる水分をとるようにします。
ただ柑橘系(オレンジジュースなど)は吐き気を催すこともあるので、ジュースならりんごジュースが押す勧めです。
インフルエンザの治療中でも食べやすい食事って?
いくらか食欲があるようであれば、消化の良いものを食事にしましょう。
柔らかく煮た雑炊やおかゆなどが定番です。
うどん類も良いですが、意外に消化されにくいものでもありますから、普段以上によく煮込むようにしましょう。
茶碗蒸しもツルッと食べられるので、我が家では病気の時のメニューによく登場します。
電子レンジで作れる簡単レシピもクックパッド等のレシピサイトにあります。
またスーパーに個包装パックの茶碗蒸しも売られているので、それを利用しても良いですね。
ビタミンや糖分をとるために、フルーツ類もおすすめです。
ただしミカンなどの柑橘類はジュースと同様に吐き気を促進してしまう場合がありますから、少量ずつ様子をみながら食べましょう。
アイスクリームやゼリーのほうが口にしやすいならそれでもOK!
プリンや杏仁豆腐もオススメです。
おやつ系のもので他には、カステラや蒸しパンも消化が良いです。
ウチの子たちは、体調が回復してくるとお寿司を食べたがります。
とはいえこういう時にナマモノはあげたくなくて、細巻きのたくあん巻・ツナきゅう巻・梅きゅう巻・カニカマ巻などをあげています。
まとめ
インフルエンザの急性期は、食べるどころか飲み物を飲むのもおっくうになりがちです。
でも水分が足りないと脱水症状を起こしてしまいますので、スポーツドリンクやノンカフェインのお茶でこまめに水分を摂るようにしましょう。
▼インフルエンザ末期にひどくなりがちな水・鼻づまり症状にノンカフェインのなたまめ茶▼
もちろん急性期にも食欲があれば食べてOKですが、食べすぎると胃腸機能が弱っているので吐いてしまう可能性があります。
嘔吐すると食べ物だけでなく、胃液と一緒にミネラル分も失われてしまうので、高熱時はたとえ食欲があっても腹五分目を目安にするくらいがおすすめです。
高熱が続いてつらそうなときは解熱剤である程度まで熱が下がると、自然と何か食べたいという意欲が出てくるもの。
この熱が下がっているあいだを利用して、消化の良い食事を摂るようにしてみましょう。
あとは安静をこころがけるようにして休んでいれば、だんだんと回復していきます。
ただし年齢を問わず、まれにインフルエンザは脳症を起こす可能性もありますから、何か様子がおかしい?と感じたら早めに医療機関を受診できるような準備もしておくことが大切です。
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