歯の根管治療を専門にしている歯科の探し方は?

六歳臼歯=第一大臼歯はここです
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歯の神経の根管治療を保険診療で開始してから1年たちましたが、結局は痛みが取れず…。

かかりつけの歯科医師から「根管の状態は良く、痛みの原因がわかりません。保険内ではこれ以上の根管治療は出来ることがありません。このまま痛みが引かないなら抜歯も視野に入れないとならないです。」と言われてしまいました。

あまり使わない場所の歯ならいざしらず、その歯はいちばん使う六歳臼歯=第一大臼歯…。(奥から2番めの一番大きい歯)

六歳臼歯=第一大臼歯はここです

何とか他に方法がないかとネットで調べてみたところ、歯内療法専門医という根管治療を専門にしている歯医者さんがあることを知りました。

自由診療になるので費用は高くなりますが、もしこの歯を抜いたらその後の影響が計り知れないので最後の望みをかけて保険外の根管治療を行ってもらうことを決心。

治療してもらう歯科クリニックを私が探した時の話もまじえて、自由診療で根管治療を行っている歯科の探し方をお話します。

根管治療を専門にしている歯科の探し方は?

根管治療を専門にしている歯内療法専門医は、必ずマイクロスコープ(顕微鏡)を使って治療しています。

これは歯の神経という細長くて複雑な構造のものを、詳しく大きく見ることが出来るためです。

ただ

マイクロスコープを使っている=歯内療法専門医ではありません

のでご注意ください。

安心できる歯内療法専門医は、日本歯内療法学会の公式サイトに掲載されています。

▼日本歯内療法学会の公式ホームページのトップ▼
日本歯内療法学会の公式サイトトップ
>日本歯内療法学会の公式サイトはこちら

この日本歯内療法学会から認められるためには、指定研修の受講・症例のレポート・推薦状などを提出して書類審査に合格し、その後の面接審査・筆記検査にも合格しなければなりません。

合格したあとも5年ごとに更新手続きが必要で、研修の受講もしなくてはならないという厳しい制度が取られています。

そのため歯内療法専門医として日本歯内療法学会から認定されている歯科医師なら安心できるというわけです。

ただし一般的な保険診療を行っている歯科医院でもマイクロスコープを導入しているところは少ないながらもあり、そのマイクロスコープを使って自由診療で歯の神経の治療を行っている歯科医師もいるのです。

もちろんそれらの歯科医師の中にも、歯内療法専門医と同じくらい経験・知識のある歯科医師が居る可能性はあります。

最近の歯科はHPを持っている場合が多いですから、そこで紹介されている症例をチェックしてみましょう。

またこれは歯内療法専門医でもそうでない歯科でも一緒ですが、やはり歯科医師との相性やClinicの雰囲気が自分に合っているか?ということも大事です。

苦手なタイプの医師の治療を受けるのは気が重いですし、それが元で治療途中で通うのが億劫になって通うのをやめてしまう恐れもあります。

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自費診療での治療は、まずはカウンセリングを一度してからという場合が多いです。

まずは電話で問い合わせて、歯内療法を受ける前に相談のカウンセリングを受けられますか?と聞いてみましょう。

Clinicによって有料の場合と無料の場合がありますが、カウンセリングを拒否されることはまずありません。(そのような歯科医院は避けたほうが無難です)

電話でもメールでも、問い合わせてみるとその歯科医院の雰囲気もわかるものです。

わたしの受けた歯内療法治療前の相談はどんなかんじだった?

わたしの場合は、まずはメールで問い合わせて(思い立ったのが夜中だったので)、そのあと電話でカウンセリングの予約を取りました。

私の通っているクリニックは、有料で30分・5000円(税別)という価格設定です。

尋ねたいことを事前に紙に書いてまとめておくと、スムーズに無駄なく質問することができますよ。

このカウンセリングは、

  • 問診
  • 患歯のレントゲン撮影
  • 治療内容の説明
  • 治療にかかる料金の説明

という流れでした。

レントゲン写真からの先生の見立てでは、6~7割くらいの確率で治るのではないか?とのこと。

治るか可能性があるならば治療を受けたかったので、その日のうちに予約をとって帰りました。

もしこの時点で迷うのであれば予約は後日連絡します、という形にしていちど帰宅すればよいと思います。

高額ですし、一回の治療に約1時間かかるので日程の調整もあることでしょう。

ただ歯内療法専門医が一日に治療できる患者の数は限られているので(一人に約1時間かかるので)、予約が2~3週間後になってしまうこともあります。

治療を希望しているなら後回しにすればするほど歯の神経の状態も悪くなっていくので、早めに決断したほうが無難です。

まとめ

根管治療を自由診療で行う歯科医院はそんなに多くはありません。

日本歯内療法学会の認定医になっている歯科医師となると、県によってはいない場合もあります。

県外でも隣県でそんなに遠くなければ自家用車で行けばいい!という考えもありますが、根管治療で歯の神経をさわったあとは再治療の場合だと痛むことが多いです。

自分で運転して数時間かかるくらい離れていると、たとえ治療時に麻酔を使ってもらっていても効果が切れてくるので帰りが辛いと思います。

そのような点も考慮に入れて、自分にあった歯科医院を探してみてくださいね。
 
【おまけTIPS】
■歯の根の治療の専門医が書いた本■
アメリカのペンシルバニア大学で歯内療法(歯の根の治療)について学び、東京で歯内療法専門医として歯科医院を開院している石井宏歯科医師の本。
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