有料老人ホームのベネッセリハビリホームまどかから特別養護老人ホームへ、親の転居を実行した経験をまじえて、施設から施設への引っ越しの流れから、準備すること、当日の動き、特養入居後の費用や様子までを解説します。
経済的な事情で施設の転居を決めましたが、結果的にとても良かったと思っています。
施設から施設への引っ越しの成功ポイントを、わかりやすく、やさしく、実践的にお届けします。
施設から施設への引っ越しを考えたらすること
施設から施設への引っ越しを考えたらすることについて、全体の道筋と最初の準備をわかりやすく整理しますね。
特養の候補探し
特養(特別養護老人ホーム)へ転居しようと思ったら、まず施設探しをしなければなりません。
そこでまず母が住所を置いている自治体の介護課へ相談。
希望する特養はどこも満室だったため、待機順の申込みをすることに。
ただすぐに転居はできないので、区の特養が決まるまでの間、インターネットで探して空きのある特養に移ったほうが良いのでは?と担当してくれた職員さんからアドバイスがありました。
とはいえ介護施設を短期間で転居するのは、環境が変わるので母にとって負担になるだろうと考えて見送りました。
ちなみに区の職員さんのアドバイス通り、インターネットで全国の特養を検索することが可能です。

特養はお住まいの地域に関わらず、日本全国どこの特養でも基本的に入居可能です。
急いで入所を考えている場合で、要介護3以上の場合でしたら、【LIFULL(ライフル)介護】で検索すれば空きがあるどこかしらの特養を見つけることが出来るはずです。
私が有料老人ホーム:リハビリホームまどかを探した際も【LIFULL(ライフル)介護】を利用しました。
特養からの連絡
区の介護課で待機を申し込んだ際、母の条件(介護度や家族の事情など)はポイントが高くなるため、そんなに待たずに順番が回ってくるのではないか?とのことでした。
実際、母の場合は、役所での申込みから3ヶ月後に特養から入居可能の連絡がありました。
現施設へ意向伝達
特養に入居できることが決まったので、現施設:ベネッセリハビリホームまどかへ転居希望の連絡をしました。
退去予定日と、このあと転居先の特養ケアマネジャーから連絡が入ることを伝えました。

特養ケアマネジャーさんが、母の現在の様子等を確認し、現施設のスタッフさんと話すことで、転居後のケアプランを考えてくれます。
特養へ入居前の手続きのため来訪する
特養への転居が決まったあと、施設の見学・諸条件の説明・費用の説明などを受けるために、私が特養を来訪しました。
実は身内の者が入所していたことのある特養だったため、過去に面会のために行ったことがありました。
そのため事前の施設見学は希望しなかったのですが、行ったことのない施設の場合は見学してから申込みをするのがおすすめです。
転居前の現施設との打ち合わせ
現施設:リハビリホームまどかと、転居日当日のことについて電話で打ち合わせました。
話した内容は、主に下記の3点です。
・退去時の荷物整理は当日の朝で良いこと
・特養へ移動する際の介護タクシーを予約しておくこと
・退去日までの費用は後日精算となること
介護タクシーの業者さんを教えてもらい、自分で予約して手配し、あとは転居日を待つばかりとなりました。
現施設の退去日当日
介護タクシー予約時間の2時間ほど前に来訪し、居室の荷物を片付けを実行。
古くなった服や着せるのに手間取りそうな服はまとめて廃棄を依頼、持ち込んだ空気清浄機やテレビ、タンス等も処分をお願いしました。

後日の精算で処分費用は請求になるので、当日お支払いする手続きはありません。
荷物はほぼ衣類でしたが、オールシーズン分あるので大きめのエコバッグ4袋くらいになり、小物類と合わせるとエコバッグ6袋くらいに。
介護タクシーに、これらの荷物も乗せて、いざ転居先の特養へ出発です。
特養へ到着
入居していたリハビリホームまどかから、転居先の特養へは介護タクシーで約1時間ほどの道のり。
とても丁寧な運転で、運転手さんの応対もよく、安心して移動できました。
移動しはじめてしばらくは母は外の景色を眺めていましたが、特養へ到着すると疲れが出た様子だったため、居室ですぐに休ませてくれました。
母が居室で休んでいる間に、入所関連の手続きを進め、面会のルールなども伺います。
以上、母が有料老人ホーム:リハビリホームまどかから特養へ転居した際の流れです。
受け入れ可否の最終判断については、現施設と転居先の特養間でやりとりされるため、入所者の家族が主治医の診療情報提供書、最新の処方内容、検査結果などを準備することはありませんでした。
そのため有料老人ホームから特養への転居に際し、そんなに大変だとは感じなかったです。
注意したいのは、転居日当日の朝の居室片付けに際し、荷物入れ用のエコバッグもしくは丈夫な紙袋などを多めに用意しておいたほうが良いということ。
またできれば一人ではなく、二人で居室片付けをしたほうが時間に余裕がないので安心です。

入居時に、身内の者が過去にお世話になっていたことを伝えると、覚えているスタッフの方々が多くて驚きました。身内の者が入所していたのは5年以上前のことなのに、それだけスタッフさんの入れ替わりが少ないのだなぁと安心しました。
特養へ引っ越し後の費用と親の様子
特養へ引っ越し後の費用と親の様子について、支出内訳の考え方と見守りポイントを両輪でまとめますね。
特別養護老人ホーム入居後の費用は?
特別養護老人ホームの費用は「介護サービス費の自己負担」「居住費・食費」「日常生活費・オプション費」「医療・薬剤関連」「理美容・消耗品」で構成されます。
有料老人ホームと違い、入居金がないのは助かりました。
介護サービス費は要介護度と負担割合証(1〜3割)、また前年の収入などで変わり、同じ要介護度でもユニット型か従来型か、個室か多床室かで変わります。

母の場合は、従来型の多床室に入所しました。
居住費と食費は施設のタイプや住居形態により幅があり、食事形態の変更や経口補助食品の追加があると月末に小さな増減が出ることはあります。
特養では、おむつ代・空気調整機能付きマットレス代が別途かからないため、それだけでも有料老人ホームより負担が2万円強ほど減りました。
アクティビティは有料老人ホームよりも少ないですが、要介護が高い人が入所しているためなのかなと思います。

母は気難しかったので、まだ要介護度1で体が動くときでも、有料老人ホームのアクティビティにはほとんど参加しませんでした。
他に必要な費用は、医療・薬剤は往診、訪問歯科、定期薬、臨時処方、調剤料、感染症対策関連などが発生することがあります。
感染症対策のワクチン接種は、インフルエンザの予防接種は自治体の補助で無料ですが、新型コロナウイルスワクチンは有料でした。
他には、毎月の理美容で2,000円弱(2か月に1回にすることも可)、衣類やスリッパなどの服飾類が不足しそうになると特養から連絡が来て、購入をお願いすることが何度かありました。
面会時には、母が好きだったジュースなどの差し入れをしていました。
特別養護老人ホームでの親の様子は?
有料老人ホームでは個室でしたが、特養は多床室の施設を選びました。
というのも特養の待機順申込みをした際に、区の介護課職員さんから「認知症の場合、多床室のほうが刺激が多いので、認知症が進みにくくなる」とアドバイスされたからです。
実際、特養へ移ってからのほうが笑顔が見られることが増えました。
多床室のほうが人の出入りが多いので、安心感があったのでしょうか。
また入所した特養は入所者2人に対してスタッフが1人なので、ケア面でもスタッフさんとの関わりが多くなり刺激が増えたのかもしれません。
まとめ
このように母の有料老人ホームから特養への転居は、良いほうへ向かいました。
とはいえ有料老人ホーム入所当時は要介護度1だったため特養の入所基準を満たしていなかったため、最初から特養に入所するという選択肢はありませんでした。
特養の中には要介護度1でも入所可能な施設もありますが、特養は要介護度が高めの人が多く入所しているため、要介護度1で特養に入所すると「まだ自分はいろいろと身の回りのことを自分で出来るのに…」と違和感を感じてしまう場合もあるかもしれません。
また特養に限らず、介護施設によって入所者やスタッフの様子、施設の設備などは異なっています。
老人ホームへの入所を考え始めたら、まずは3~5施設の資料を請求し、そこから見学してみたいところを絞って実際に足を運んでみましょう。
そのための施設選びにおすすめなのが、私も利用した【LIFULL(ライフル)介護】です。
最初にざっくりとした希望を記入して検索して、検索結果をみることができます。
検索結果の中から特養に絞りたい場合は「こだわり条件」をクリックすることで、リストの中から特別養護老人ホームを選択して、さらに検索することが出来ます。
また【LIFULL(ライフル)介護】のサイト内では、介護施設探しに役立つ様々な情報がわかりやすくまとめられているので、とても参考になります。
【LIFULL(ライフル)介護】は、掲載施設数59,000以上の日本最大級の老人ホーム検索サイトです。
しっかり活用して、後悔のない老人ホーム探しに役立ててくださいね。





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