インフルエンザのワクチンを接種したものの、果たして効果のある期間はどれくらいなの でしょうか?
また普段の生活で気をつけたほうが良いことはどんなことなのでしょうか?
インフルエンザのワクチンってどんなもの?
インフルエンザには主に冬に流行する季節性のものと、季節を問わず発症する2009年に発 生した新型のものとがあります。(2009年発生の新型インフルエンザは、現在では季節性 インフルエンザと同様の扱い)
季節性のものにかからないようにするにはインフルエンザワクチンを接種することがあげられ、仮にインフルエンザに感染しても症状が軽く済むことがあります。ワクチンは無毒化されたものを使用します。
これを体内に取り入れることにより抗体を作り、免疫がつきます。
ですが、すぐに抗体はできないためワクチンを接種してから1~2週間後に効果が現れ始めます。
そのため流行時期になってから慌てて接種した場合、抗体ができる前に感染してしまうこともあります。
インフルエンザのワクチンを打つベストタイミングは?
インフルエンザワクチンは、接種してから1か月後が一番抗体がピークを迎え、3か月を過ぎたころから低くなっていきます。
そしてインフルエンザワクチンの効果はだいたい5か月とされているので、早く接種しすぎてしまうと効果が早くなくなるので注意が必要となってきます。
インフルエンザは、1月から3月にかけてもっとも流行します。
3月は重症化することが少ないとされているインフルエンザB型が多いですが、3月に感染しないようにするには遅くても12月には接種をしておかないといけません。
13歳未満は2回接種が推奨されていますので、その2回目が12月中に終わるようにスケジュールを考えておきたいものです。
ただ冬は風邪などもひきやすいのでタイミングを見ながらワクチンを接種する必要があり ます。11月ぐらいになったら予防接種を意識すると忘れずに受けることができます。
とはいえワクチンではインフルエンザの感染を防ぐことはできません。ワクチンはあくまでも発症の確率を下げて重症化を防ぐものです。
感染しても発症させないためには、
- 日ごろから手洗いを十分に行う
- 60%くらいに部屋の湿度を保つ
- 栄養のある食事をとる
- 夜更かしをせずに良質な睡眠をとる
などを日常生活で気をつけることも大事です。
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