花粉症を発症したかもしれないと感じたとき、最初は何科に通えばいいのか迷ってしまうものです。
これまでずっと市販の薬で対処してきたけど「やっぱり一度病院で診てもらいたい」と考えた場合、何かにかかれば良いのでしょうか?
花粉症で受診するのにいちばん適している科は?
花粉症の症状での受診は、トータルで症状を診てもらえるアレルギー科がいちばんです。
ただ目が痒くてたまらないなど目の症状がいちばんひどいなら眼科、鼻がつまって呼吸が苦しいならなど鼻の症状がいちばんひどいという場合は耳鼻科がおすすめです。
花粉症か否かを判断する抗体検査はどの科でも基本的にやってもらえます。
ただ医師によっては「抗体検査をして結果が出ても、症状は薬で抑えるしかないわけだからわざわざ検査をする必要はない。」という言われることも。
とりあえず最初に選ぶクリニックは、最初は通いやすい・評判が良い・予約がしやすいなどの基準で選んでみましょう。
大きい総合病院で花粉症は診てもらえないの?
総合病院でも花粉症で受診することは可能です。
ただ200床以上の大きい病院では、初診時に保険外併用療養費が別途かかります。
この保険外併用療養費がなかなかの金額で、2,000円~5,000円くらいを設定している病院が多いです。
高く設定している大病院の中には10,000円といところも・・・。
かかりつけ医からの紹介状があれば保険外併用療養費はかからないですが、花粉症の症状でかかりつけ医に紹介状を書いてもらうのはなかなか難しいはず。
そうなるとこの保険外併用療養費の支払いが必要です。もしそれはちょっとイヤ・・・と思うなら、大きい病院は避けたほうが無難です。
さて花粉症で総合病院に行くと、耳鼻科かアレルギー科を紹介されるのが普通です。
アレルギー科の設置されていない病院では、主に耳鼻科が花粉症を扱っています。
子どもさんの場合も小児科では診断が難しいので、耳鼻科かアレルギー科に行ってください。
もちろんアレルギー科は最も確実です。
ただし担当医が花粉症に詳しいとは限りません。
専門医にしっかり診てもらいたい人は、事前に病院のホームページをチェックして担当医の専門分野や実績を確認しておくと良いでしょう。
ただし花粉症のシーズンにはアレルギー科はとても混雑します。
大病院ならなおさらです。
受付で手続きをしてから、診察と投薬が終わるまでに6時間かかったなどという話は普通ですので、大病院にかかるなら覚悟して出掛けましょう!
まとめ
ここで発想を変えた方法をご紹介。
花粉症の季節は長時間待たされることが多いので、混みそうな科を避けてあえて内科に行くという手もあります。
治療は主に投薬によるものですし、基本的にどこの科でも花粉症の薬は処方してくれます。
つまりすでに花粉症の診断が確定しているなら、内科でも充分というわけです。
ただし眼科に関しては処方できる花粉症の内服薬が限られているので注意してください。
逆に眼の症状がひどい場合は、一部の点眼薬だけは眼圧をチェックして処方する必要がありますし、耳鼻科や内科では処方できない目薬もあるので、眼科で出してもらいましょう。
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