夏場に子供が夏かぜをひいてしまうと、高熱や下痢などの症状を訴え、また胃腸の状態もよくないため食欲もわかない傾向もあります。
こんな時の食事は、どのようなことに気をつければよいのでしょうか?
子供が夏かぜを引いてしまったときの食事は?
子供がかぜで寝込んでしまったら、まずは安静にさせておきましょう。
風邪のときは胃腸なども弱っていると考えられるため、食事では、消化にいい食べ物を中心とした食事をとらせるように気をつけます。
おかゆやうどんなど、胃腸の調子がある程度改善されるまでは、やわらかい食べ物を食べさせるようにしましょう。
この時、おかゆやうどんを煮込む時間を長くして出来るだけ消化の良い状態にしてから与えます。
また、水分補給もすることも重要です。
高熱が出ている場合や、下痢などの症状がある場合には、脱水症状になりやすいです。
冷たい飲み物は胃腸への刺激になってしまうので、常温で少しずつ水分をとらせるようにしましょう。
水だけでなくスポーツドリンクなどは、さまざまな栄養を含んでいるため、子供の状態をみながら少しずつ飲ませてあげるといいでしょう。
どうしても冷たいものを欲しがる場合、危なくない年齢になっていることが条件ですが氷を舐めさせるという手もあります。製氷皿でスポーツドリンクを凍らせておいたものもおすすめです。
ただ製氷皿で作った氷はある程度の大きさがありますから、お子さんの年齢によっては細かく砕くなどしてくださいね。
症状が落ち着いてきたら、消化のいいものだけでなく、しっかりと栄養のあるものを食べさせるようにしましょう。
胃腸の状態がある程度改善されてくれば、食事により栄養をしっかりと補うことができるため、免疫力なども徐々に回復してきます。
免疫力が回復してくることで、ウィルスの活性化を抑えることにもなるので、かぜからの回復が早まります。
夏風邪の原因と予防法は?
夏かぜの場合には、気温が高く、体温の調節が難しいことから発症してから治るまで時間がかかることが多いです。
できる限り夏かぜをひかないように、生活の中で親がしっかりと子供を見守るようにしましょう。
夏かぜをひいてしまう原因としては、5月~6月の頃から発症する子供が多くなることを考えると、気温差が激しい時期でもあります。
昼間が暖かいからと薄着をしていて、夕方から少し冷え込んでしまっても厚着をせずにそのままの状態でいると体が冷えてしまい、かぜをひきやすいこともあります。
また、7月以降になると徐々に気温が高くなり、昼間など外で遊んだりすることで、体力をかなり消耗することにもなります。
汗をかき水分も失われやすい状態にあるため脱水症状などにもなりやすく、熱中症などにも注意をしておく必要がでてきます。
体力の消耗が激しいため、ちょっとしたことで疲労が溜まり食欲などが減退してしまうと、体に必要な栄養が不足してしまい、免疫力が落ちてしまいます。
その結果、夏かぜにかかりやすくなり、寝込んでしまう場合があります。
夏にかぜをひかないようにするためには、体力が落ちないように休息をとることや、食事で栄養をきちんと摂ること、気温差に対応した服装をさせることなど、しっかりと親が心がけてあげるようにしましょう。
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