2024年春、麻疹が流行の兆候を見せています。
子供だけでなく大人も感染すれば発症する可能性があり、感染力が強いといわれているので心配ですよね。
50代の私は子供時代にワクチン接種・はしか罹患ともに経験がありません。
どうしたものかと気になって、成人が予防接種を受けたい場合はどうしたら良いのか調べてみました。
大人の私が麻疹のワクチン接種を受けた体験談も紹介します。
はしかの予防にはワクチン接種!その料金は?
はしか(麻疹)は空気感染する感染症で、症状が出る前(無症状)から感染力があります。
インフルエンザの10倍ほどの強い感染力があるのも特徴です。
マスクや手洗いでは感染を予防することは出来ず、ワクチン接種のみが予防できる唯一の手段とされています。
はしか(麻疹)のワクチン接種の料金は?
子供は定期接種で受ければ公費負担なので無料で受けられますが、大人は自費扱いになります。
その場合、いったいいくらくらいになるのでしょうか?
これは医療機関によって違っていて、
麻疹単独だと5,000円前後、麻疹・風疹の2種混合(MR)だと10,000円前後、
というクリニックが多いです。
それなら麻疹単独のワクチンで!と思うところですが、取り扱っている医療機関は少ないとのこと。
また予防接種は事前予約制のクリニックが多いです。
ですので接種を受けたいと思っているクリニックに、まずは電話で問い合わせてみましょう。
- 麻疹の予防接種をそちらで受けられるか?
- 事前の抗体価検査は必要か?
- 料金はいくらか?
- 予約は必要か?
以上の4点を確認して、他のクリニックと比較したければ「検討してまたお電話させていただきます」というように言えばよいでしょう。
麻疹の予防接種前に抗体価の検査は必要?
ネット検索してみたところ、医師の多くが「抗体価の検査をせずに麻疹の予防接種を受けて良い」と書いているのを見かけました。
これはすでに抗体がある状態で、そこに麻疹の予防接種を受けても特に問題はないからとのこと。
またはしかが流行している場合、抗体価の検査を受けて結果が出るまでに1週間ほどかかるので、その時間と抗体価検査の費用(自費・約6,000円)が無駄になるからという理由です。
また抗体価検査を受けてたとえ陽性だったとしても、抗体値が低い場合は感染のおそれがあります。
ただ少数派ながら「ワクチンで副作用が出る場合だってあるのだから、抗体値が十分にあるなら麻疹ワクチンをわざわざ接種する必要はないので、まずは抗体価検査を受けるべき」という考えの医師もいます。
そういう方針の医師にワクチンを打ってもらう場合は、事前に抗体価検査を勧められるでしょう。
自分はどう考えるのか?どうしたいのか?をよく考えて最終的に決めましょう。
麻疹のワクチン接種を受けた体験談
私自身はこれまで麻疹の流行があるたびに、麻疹のワクチン接種をしようか検討しつつも何となくそのままになっていました。
でも2024年3月現在は、これまでの流行期と違って都内に電車通勤していることもあり接種を決心。
職場近くのクリニックに問い合わせてみたところ、国産MRワクチンは在庫切れで、輸入もののMRRワクチンならまだ在庫があるとのこと。
まとめ
私自身、はしかに罹ったことがあるのか?を実親が覚えておらず、予防接種もしたようなしなかったような・・・という曖昧な状況でした。
なので思い切って麻疹の予防接種を受けられたことは、長年の懸案事項が1つ減ったという感じです。
大人がはしかに罹ると、子供よりも抵抗力が強いがゆえに敵(ウイルス)と戦う力も強いために症状がより強くでやすいとのこと。
はしかは肺炎などの合併症にもなりやすいことから、大人でも入院治療になることもあります。
1,000~2,000人あたり1人の割合で、脳炎の合併症の可能性もあるとのこと。
すでに抗体があっても、ワクチンを接種しても良いとのことなので、心配であれば打っておいたほうが安心ですね。
ただ2024年3月現在、麻疹のワクチンが在庫切れになっている医療機関が多いのが実情。
ワクチン製造会社の1つで麻疹ワクチンの自主回収が影響しているそう。
いつごろ供給がスムーズになるのか?は、その製薬会社からの出荷が2024年4月から再開される予定なので、そう遠くはなさそうです。
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