発症した約20%の人がその瞬間に死亡してしまうという大動脈解離。
その原因は何なのでしょうか?
もし自分や周りの人が発症してしまったとき、どのようなことが起こりうるのか?を調べてみました。
大動脈解離の原因にはどんなものがあるの?
最大の要因になってしまうのが高血圧。
下は100を越えたり、上は150以上である場合は注意が必要です。
ただ血圧と言うのは1日中変動しているもの。
図ってみて高いなぁと思ったら、深呼吸やストレッチなどをして体をリラックスさせてから再度計測。
通常はこの方法で再計測をすると、正常範囲内の血圧に下がることが多いです。
でもこれでも下がらなかった場合は高血圧になっている恐れがありますので、医療機関を受診しましょう!
また高血圧以外で大動脈解離の原因になってしまうものには、ストレスや高脂血症、タバコや酒の飲みすぎなども…。
高脂血症は遺伝的要因のほか油分の取りすぎも良くないです。
タバコは百害あって一理なし、お酒も適量なら百薬の長ですが飲み過ぎないように注意が必要です。
ただストレスは生きている以上ノンストレスというわけにもいきませんよね。
何かあってもあまり考え込まずに、そのこともいつかは何かの役に立つかもしれないとポジティブに発想転換するように心がけましょう。
大動脈解離 前兆と自覚症状
大動脈解離はこれだけ大きい病気でありながら、前兆となる自覚症状がない場合がほとんどという病気です。
ただ2015年1月19日に大動脈解離を発症した芸能人:大木凡人さんの場合は予兆があったと、先日出演していたテレビ番組でお話になっていました。
発症する1週間ほど前から、一日に数回ほど胸の真ん中のあたりに苦しいような痛いような症状を感じていたとのこと。
このテレビ番組に解説として出演していた専門医の話によると、このような症状が発症前に出るのはほとんどないと言っていました。
もう自覚症状が出たときは激痛というのが一般的と言うのですから、本当に怖い病気ですよね。
まとめ
このように大動脈解離は自覚症状から早めに診断が付くという病気ではありません。
とは言え大木凡人さんとテレビ番組に出演していた専門医の経験によると、患者さんの多くは「これまで健康には全く問題がなくて20年くらい健康診断も受けたことがないし、病気で医者に行ったことがありません」という方が多いそうです。
もちろんきちんと健康に気をつけていたのにこの病気になってしまったという人もいますが、普段から健康に気をつけていればある程度は予防できる病気ともいえます。
では実際にどのような点に気をつけて予防していけばいいのか?それを次の記事で書いていきます。
>>大動脈解離で突然死をしないために予防と食事で気をつけることって?の記事を読む
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