私の母は、認知症が進んで1人で在宅することが難しくなり、リハビリホームまどかに入居。
けれど老人ホーム探しをする際に口コミや評判を探したところ、信憑性のあるリアルな情報がなくて、不安や悩みが増してしまったのです。
そこで、ベネッセスタイルケアの老人ホーム・リハビリホームまどかシリーズを検討している方、これから老人ホーム探しをする方の参考になればと考えて、記事を書くことにしました。
実際に私の母が入居してみて感じた、メリット・デメリットについて入居者の娘の私がまとめています。
あなたの不安が解消するように祈っています。
※あくまでも個人の感想・見解です。
ベネッセ・リハビリホームまどかってどう?
私は、ベネッセだけではなく、他社の老人ホームも含めると、合計5か所を見学しました。
そのうえで、母をリハビリホームまどかにお願いしようと決定。
こちらに決めたことに全く後悔はなく、姉から「早めにあなたがホームを探してくれたおかげで、良いホームが見つかってよかった。ありがとう!」と感謝されています。
とはいえ全てにおいて大満足というわけではありません。
具体的に、メリット・デメリットを挙げていきますね。
リハビリホームまどか・3つのデメリット
デメリットは、ほぼ我が家の事情によるものになります。
ちょっと無理やり感もありますが、入居を検討している方の参考になるかもしれないと考えて、3つを挙げてみました。
利用料金が通常の[まどか]よりも高いこと
リハビリホームまどかは、機能訓練指導員というリハビリを担当する職員もいるため、同じ地域にある通常のまどかよりも、少し利用料金が高いです。
1ヶ月あたり5,000円くらいの差ですが、1年にすると約6万円。
だんだんと要介護度が上がれば介護保険料も上がりますし、必要な介護用品が増えて費用もかかります。
リハビリにこだわらないのであれば、普通のまどかのほうがリーズナブルです。
突然の入居で希望とは違う場所になった
母が入居したのは、居住中マンションで階下水浸しのアクシデントを起こしてしまったことがきっかけでした。
そのため見学をし、入居を考えていたリハビリホームは満室で、空室のあった近隣地域のリハビリホームに入居することになったのです。
最初は有料ショートスティで入居しました。
どちらも同じコンセプトで作られたリハビリホームなので、設備や雰囲気に大差はないものの、面会に行くためには遠くなってしまいました。
とはいえ、これは我が家の一方的な事情。
急な受け入れを快諾してくださったホームには、感謝の気持ちしかありません。
母とお出かけの機会を持てなかった
これもまたホームのせいではないことなのですが、心残りではあります。
母が入居したのは、日本ではまだ新型コロナウイルスが流行する前でした。
面会へ行くときは、一緒にホームの近くを散歩をしようとか、外食をしようと思っていたのです。
しかし母の入居から1ヶ月ほどで、新型コロナウイルスは日本国内でも感染が発生。
入居者の外出も当面の間はできなくなってしまいました。
今の母は要介護5となり、散歩や外出は難しい状態です。
食事は普通食ではなく介護食(とろみ食)ですし、リクライニング車椅子での生活なので外食はできません。
面会に行くと、ご家族と外出されている方をお見かけすることもあるので羨ましく思ってしまいます。
リハビリホームまどか・5つのメリット
ベネッセの老人ホームにしたメリットはたくさんあります。
その中でも特に良かった点を挙げてみました。
大手企業ベネッセ運営の老人ホーム
老人ホームを検討する際に【倒産する可能性が低いこと】は、大事なポイントでした。
運営母体が大手企業のベネッセなら安心です。
有料老人ホームで倒産した過去事例では、事業譲渡されてそのまま運営が継続される例がほとんどですが、他の施設に移ることになった事例もありました。
ベネッセスタイルケアなら安定した運営母体で安心!
このような場合の詳しい話が、老人ホームの検索もできるサイト:LIFULL介護のQ&Aに掲載されていますので参考に読んでおくことをお勧めします。
リハビリ強化タイプのホームであること
- リハビリによって母の身体機能の衰えを遅らせられるのでは?
- リハビリホームという名称が、老人ホームを嫌がる母の印象を良くするかも?
ただ実際には、母が気難しすぎてリハビリに応じることはありませんでした。
しかしながら名称に【リハビリ】がついた名称は、母に受け入れてもらいやすかったように思います。
入居前、母にホームについて説明した時に【リハビリが出来る施設】ということで、老人ホーム感が少し薄れたようです。
最寄駅から徒歩で行ける距離であること
ベネッセスタイルケアの老人ホームは、わりと交通の便が良い場所に立地している場合が多いです。
母の入居中のリハビリホームまどかも、最寄り駅から徒歩10分ほどなので、駅からバスやタクシーに乗らなくて済むので助かっています。
駅からの近さは、自家用車がない私にはホーム選びの重要な条件の一つでした。
2.5:1の職員体制であること
一般的な老人ホームの場合、入居者3人に対して介護者1人、つまり3:1であることが多いです。
ベネッセスタイルケアが運営しているまどかシリーズも、基本的には3:1。
でもリハビリホームまどか・メディカルホームまどかは、2.5:1が基本です。
【わずか0.5人の差】ですが、母のホームに面会へ行った際、スタッフが忙殺されて余裕がない感じは見たことがありません。
これは入居者1人に対しての職員が多いからではないかと思っています。
ホーム内の空間がたっぷりめなこと
リハビリホームまどかは高級老人ホームではありません。
でも玄関を入ったロビーはリハビリスペース・談話スペース・カフェスペースがあって、窓も大きく明るい雰囲気です。
コーヒー、紅茶、緑茶が自由に飲めます。
開放感があって、建物に押し込められている感がないことも決め手の1つになりました。
他社のホーム見学にも行っていますが、立地・料金は希望範囲内でも、今ひとつなホームもありました。
玄関を入ると小さなオフィスビルの受付のような造りで、談話スペースもなく窓も小さく、何だか暗い雰囲気のホームもあったのです。
母に出来るだけ気持ちよく過ごしてほしかったので、第一候補は明るい雰囲気のリハビリホームまどかになりました。
まとめ
以上が、入居者の娘の私が感じているリハビリホームまどかへのメリット・デメリットになります。
親の老人ホームへの入居は、本人の意向やお金のことなどで、なかなか決断するのは難しいもの。
私は母の意向を尊重するあまり、母が居住マンションで階下を水浸しにする水漏れ事故を起こすまで、入居を決断できませんでした。
ご近所の皆さんに迷惑・心配をおかけし、母本人は自分の失敗に傷付いていました。
その後も母が老人ホームに入居しなければ、子供である私も精神的に追い詰められて、もっと母を傷つけるような出来事が起こってしまったと思います。
そのようなことにならないためにも、親が1人で在宅していることが心配になってきたら、早めの老人ホーム探しをお勧めします。
私は、LIFULL介護(らいふるかいご)という、老人ホームの検索サイトで施設探しをしました。
いくつか老人ホームの検索サイトを使ってみましたが、こちらがいちばん使いやすいサイトです。
検索するだけでなく、老人ホームの入居に必要なことや、役に立つ情報がわかりやすく整理されて掲載されています。
ベネッセスタイルケアの老人ホームだけでなく、他社の老人ホームと比較することでわかることも多いです。
LIFULL介護で遠回りしない老人ホーム探しをしてくださいね。
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