親の一人暮らしは何歳まで?心配点は?どんな状態だと限界?

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近距離にせよ、遠方にせよ、高齢の親が一人暮らしをしていると心配ですよね。

私の母は80歳を過ぎても元気に過ごしていましたが、認知機能の低下から認知症が進んでいき、いまは老人ホームに入居しています。

その経験も踏まえて、親の一人暮らしは何歳まで可能なのか?を考えてみました。

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高齢の親の一人暮らしは何歳まで?


親の一人暮らしは何歳まで可能か?という答えは、個人差が大きく、人によるというのが結論です。

体力、本人の性格、持病の有無、判断能力、住まいの状況、地域的なこと、などそれぞれが置かれている状況によって、大きく違ってきます。

肉体的な衰えに伴うものについては、支援サービスを利用することによって、ある程度は補えます。

ただ親の性格によっては、他人の力を借りるのは嫌と言ったり、居宅サービスを受ければ代替可能なことであっても、他人を家に上げるのは嫌という場合もあり得ます。

そして高齢の親の一人暮らしで、いちばん心配なのは年齢ではなく、認知症になってしまうことです。

認知症のごく初期は、本人自身にも「あれ?何だかただの物忘れじゃないような気がする…」という認識があります。

ただ少し進むと、自分が認知症なのではないか?という認識自体が出来なくなります。

私の母もまさしくそのような形で、認知症が進んでいきました。

高齢者の一人暮らしで心配なことは?

高齢者が1人で暮らしていると、突然の病気や怪我などで、身動きが取れずに救急車も呼べない事態になる可能性があります。

ただ病気や怪我に関しては、行政の支援サービス、ヤクルトや郵便局の見守りサービス、警備会社の見守りシステム、高齢者向け食事の宅配など、複数のサービスを利用することで、早期に発見してもらうことは可能です。

他の心配事としては、近年は高齢者を狙った犯罪が増加していること。

詐欺や強盗などの犯罪、強引な方法や断れないような雰囲気を作って高額商品を売りつけられるなど、格好の標的になりかねません。

また親族の気が付かないうちに認知症を発症し、ご近所に訪問しまくったり、徘徊や奇声を上げるなどして、ご近所に迷惑をかけたり、本人の生命に危険が及ぶような事態になってしまう可能性があります。

私の母は、一人暮らしをしていましたが認知症が徐々に進み、テレビがついているのに「外で騒いでいる人がいてうるさい!」と勘違い。

居住マンションのベランダから「うるさい!静かにして!」などと大きな声を出し、警察官が駆けつけてくれたということがありました。

最終的には、居住マンションの階下宅を水浸しにする水漏れ事故を起こし、それを契機に老人ホームへ入所してもらうという経緯を辿りました。

高齢者の一人暮らしの限界は?

認知症でない場合は、肉体的・精神的に限界だと本人が理解することが出来ます。

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バリアフリーのサービス付き高齢者向け住宅に住み替えるなど、居住地域担当のケアマネジャーに相談したり、親族に一緒に考えてもらうなど、ご自身で決めることが可能です。

ただ認知症になってしまい、だんだんと進んでしまうと、本人は「私は大丈夫」と思ってしまいます。

「端から見ていて、もう一人暮らしは無理だから老人ホームへ入りましょう。」と勧めても、本人に自覚がないのだから、納得してくれる方のほうが少数でしょう。

私の母も、段々といろいろなことが出来なくなっていましたが、それでも老人ホームへの入居を承諾することはありませんでした。

具体的には、主に下記のことが出来なくなりました。

・ATMが使えなくなった
・家の鍵が開けられなくなった
・料理が出来なくなった
・財布をどこに置いたかわからなくする
・服薬管理が出来なくなった
・大事なものが床などに散乱している
・服を選べなくなった
・洗濯機の使い方やガスの付け方がわからなくなった
・時間の感覚がなくなり夜中でも家族に電話する
・通信販売で自分が購入したものを忘れて買っていないと言う
・存命の人物を死んでしまったと言う(その逆もアリ)
・電子レンジや冷蔵庫の使い方がわからなくなった

上記のようになり、早急に老人ホームへの入居をしてもらう必要性を感じて、入居へ向けて動きだしたところでした。

そんなとき、母が居住マンションで水漏れアクシデントを起こしてしまいました。

母の一人暮らしは限界を超えてしまっていたのだと、自分の判断が遅かったことを痛感したのでした…。

まとめ

以上いろいろと述べてきましたが、冒頭に書いたように【高齢の親の一人暮らしは、何歳までというものではなく、個人差による】というのが結論です。

いちばん大きいのは、認知症であるかないか?ということでしょう。

正直なところ、私の母は老人ホームのお世話になることなく、一人暮らしを続けて、本人が望んでいるようにある日突然ぽっくりと逝けるものだと思っていました。

仕事を定年で辞めた後は、夢だった大学進学を通信制大学へ入学して叶え、そこで学習したことを活かして仕事をはじめるような人でした。

勉強が好きで、本が好きで、お芝居を観に行くことが好きで、母が認知症になるとは予想していなかったのです。

親の一人暮らしの限界を決めるのは、子供であってもなかなか踏ん切りがつかないもの。

遠方に住んでいるなら、なおさら様子がわかりづらいと思います。

ご近所の方に変わったことがあったら連絡をしてもらえるようにお願いするのも良いですが、ご近所さんだけにお願いするのは負担をかけてしまうかもしれません。

行政の支援サービスや民間のいろいろな見守りグッズ・サービス等も利用して、複数の人や機関に頼れる体制を作っておくことがおすすめです。

そして何より、子供自身が親へ連絡をこまめに取ることで、親の衰えを察することができて、親自身も安心感を感じられると思います。

そして親の一人暮らしがもうそろそろ無理であると感じはじめたら、施設への入居も含めて、これからのことを早めに考えるようにしましょう。

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